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ブレイクスルーとブレイクダウン 2

2017年02月21日 14:27

前回のブログでブレイクスルーとブレイクダウン思考の基本をご理解いただけたと思います。未来へ向かい「何のために?」と冷蔵庫のあるべき姿をくっきりと描いた後、「そのためには?」と問いかけて確実に冷蔵庫の新しい機能開発へつなげて行きました。それは以下のように整理できます。

それは何のため?→健康的で美味しい食生活のため(ニーズ発想)
     →そのためには→食品ごとに会わせ庫内を仕切る(解決策発想)


普通は、ニーズ発想と解決策の発想にタイムラグがあって、瞬発力不足がストレスを感じさせます。このハイブリッド発想は、あなたの発想行為に「待った!」をかけず、素早く自然に解決策に導かれて行くのが特徴です。事業や商品開発に止まらず、社会のあらゆる事象を、未来に向けて問いかけることで、想定外の新しい課題として浮き彫りにし、夢で終らせない具体的解答を創作する手法です。

あなたのビジネス課題は勿論、人生のさまざまな悩みもブレイクスルーとダウンのハイブリッド発想を使えばスッキリ解決できます。
漫才イラスト

ブレイクスルーの「凄ワザ」公開

ブレイクスルーとブレイクダウンの「ハイブリッド発想」には、とりわけ未来へ飛躍し対象のあるべき姿を定義することがもっとも重要です。それは調査では発見できない新たな開発課題を示してくれるからです。しかし・・・。

「理屈はわかったが結果がさほど画期的ではないと思うが・・・?」

冷蔵庫の存在理由は、健康的で美味しい食生活のため(ニーズ発想)→そのために、食品ごとに会わせ庫内を仕切る(解決策発想)くらいの発想では、未来に飛躍したとは言えないのでは?という不満が残りますよね。ニーズ発想に止まっているから当然のことです。さあ、そんな疑問をお持ちの方へ、ここからはブレイクスルーの「凄ワザ」をご披露します!発想の基本は以下の2つを守るだけで飛躍が起ります!


「凄ワザ」
① ニーズNeeds発想からウォンツWants発想に転換する
② 対象者になり切ってウォンツWants発想をする


この凄ワザを仕掛ける方法は、対象事案のユーザーのペルソナを設定し、その人の立場に立って「何のためにあるの?」と、質問を投げかけることです。つまり多くの人の満足を得るニーズ発想ではなく、一人の人の願望に深く迫るウォンツ発想をするのです。

例えば、独身の多忙なビジネスパーソンにとっての冷蔵開発庫がテーマだったとします。いきなり三段跳びで答えを示してみます。

何のためにあるの?→YouTubeを見ながらマッタリさせる道具(ウォンツ発想)
そのためには?→冷えたビールをチビチビやれる「クールポッド」(解決策発想)


ウォンツ発想
さあ、これでなにか新しい冷蔵庫のイメージが浮かびましたか?次回はこの謎解きを行います。さあ、どんな冷蔵庫になるでしょうか、一緒に考えてください!

ブレイクスルーとブレイクダウンというハイブリッド発想

2017年02月20日 15:38

「神戸ものづくり塾」の第2回目は、1回目に創作した「商いの三題噺」をもとに、ペルソナになり切り「ノニデヲデ仮説」を創作し独自の開発テーマを設定することでした。皆さん頑張ってとても独創的な開発テーマを発明することができましたよ!ユニークだったのは開発のリアリティーを得るために、「旅神(リョコウ)アシスト」など、ビジネス構想に会わせた企業名と事業ドメインを創作し、バーチャルカンパニーを設定したことです。これは又次の機会にご紹介します。さて、今回は「新田知水ビジネス」に具体的な解決策を創作するための手法を開示します。これはクルーがビジネスで活用しているアイデア発想法で本邦初公開です。ご注目ください!

02170217研修風景1


ブレイクスルーとブレイクダウンというハイブリッド発想

「新田知水ビジネス」を実現するには、「知水」から得たビジネスの方向性を、具体的な「解決の手立て」にまで具体化しないと意味がありません。前回のブログで紹介した<「知水」で構想した「新田」である「大人の駅前農業塾とミニ実験農園」>というお題目を、具体性のあるビジネスプランに仕上げなければなりません。そのためには、さまざまな分野の「知水」を、多段回でブレイクスルー(未来の存在理由を発想)ダム溜め、ダムに溜めた「知水」を多段回でブレイクダウン(存在理由の実現案を発想)放水するブレイクスルー&ダウンの組み合わせ発想が効果的です。

知水ダム
画像クリックで拡大します


「何のために?」「そのためには?」二つの深遠な問いかけ

ブレイクスルーは対象事案に対して、「何のためにそれはあるの?」と、ユーザーになり切った自分に問いかけ、事案で掲げた課題の「未来の存在理由」を発想します。その後は、発想した「存在理由」に対して、「それを実現させるためには?」と、解決する側に立って自分に問いかけます。これは、あなたが生活者と生産者の両方になり切り課題と解決策をワンセットで創作するとてもパワフルで合理的な発想法なのです。

[事例]
冷蔵庫のブレイクスルー

何のためにあるの?→食べ物や飲料を冷やすためにある
それは何のため?→食べ物や飲料を腐らせないためにある                   
それは何のため?→健康的で美味しい食生活にため



冷蔵庫のブレイクダウン

健康的で美味しい食生活/そのためには→庫内の適正な温度管理をする
庫内の適正な温度管理/そのためには→食品ごとの適正な温湿度を管理する
食品ごとの適正な温湿度/そのためには→食品ごとに会わせ庫内を仕切る


例冷蔵庫-12
画像クリックで拡大します


この思考は、氷で冷やす冷蔵庫がワンドアの電気冷蔵庫に進化し、複数のドアを持つ現代の冷蔵庫に発展したプロセスを示したものです。

次回はさらに突っ込んでブレイクスルーとダウンの面白さを解析していきます。

新田知水ビジネス 5

2017年02月13日 18:17

「新田知水ビジネス」は事業領域の壁を軽々と超える

4回にわたった「新田知水ビジネス」は如何だったでしょうか?農業資材や道具と設備を扱う事業所が「大人の駅前農業塾」という「新田」である教育事業に進出する。少なくともその道筋が構想できるようになります。それはやがて既存のビジネスと相乗効果を発揮して、私たちが海外の大規模農家のプレッシャーから一方的に脅かされない、日本独自の「生活農産業」とも言える新産業分野と、その関連ビジネスを生み出すことになるでしょう。

「新田」開発の妄想しましょっ!

イメージしてください・・・。あなたが毎日通勤する最寄駅があります。周辺は気がつけば学習塾だらけのビル。それが何時しか様変わりして、大人が出入りするようになる。空き地にはびこるコインパーキングは、小さいながらも愛情を注いだ個性的な実験農場が整然と並ぶ。やがて隣に野菜カフェができて、ドラッグストアに「元気になるビタミン強化の○○種入荷!」というPOP。ブティックには動きやすくカッコいい農作業のブラウスやパンツが並ぶ。もちろん駅前のロータリーには小型のピックアップトラック!シャレた農作業道具を持った男女が、テラスで収穫した野菜を自慢げにコーヒーを楽しむ・・・。なんか古き佳き時代のどこかの国の風景のようですね。こんなことがあなたの街に起ったら・・・。妄想って楽しいですね。生活をかっこ良くするデザインはいつまでたってもなくならない!これがもっと良い(笑)。

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「新田」は新しい呼び名の産業を生み出す

そんな先進国独自の「生活農産業」とも言えるビジネスは、一体どのような産業分野に属し、その売り上げはどのような産業統計に組み込まれるのでしょうか?行政的には農林水産省に属し規制や指導を受けるのでしょうか?それとも「塾」ですから文部科学省でしょうか?少なくとも「JA」の支配下にはならない(笑)。こんなイメージに近いことをやってのけた事例としては、体重計など「健康を測る」計測器製造業のタニタさんが、社内食堂の運営を通じて得た健康と食の「知水」を活かし、「タニタ食堂」という、食から「健康を創る」事業領域へ転進し「新田」を開拓していたのは記憶に新しいものがあります。
クルーの「ハウスインナー」がつくる産業も、きっと新しい名前の産業名称になるのだろうと思います。

「神戸ものづくり塾」は「新田知水」のシミュレーション

ともあれ、「知水」という経営資源は、従来の素材・技術や設備がなければ何も始まらない・・・という20世紀形の「ものづくりビジネス」を根底から変える概念なのです。実は2月17日に第2回目を迎える「神戸ものづくり塾」は、主催者の事業上「ものづくり」という冠がついているものの、「知水」を活用した事業構想のシミュレーションだったのです。

製造業、販売業、デザイン業、貿易業が集い、神戸に来られるゲストをもてなす事業を構想する!何とも緩やかで規制のない自由なスタートではありませんか!それだけに参加者は戸惑い、「何をしたら良いのでしょうか?」という「教えて欲しい病」にかかります。明日から17日に向けて少し謎解きをして行こうと思っています。

皆さん、宿題をしっかりやって準備は万全ですか?

新田知水ビジネス 4

2017年02月07日 11:53

先日の「新田知水ビジネス 3」からのつづき・・・

素材と技術だけの自社シーズに加え、あなたの会社に隠れた「知的資産」があるはずです。それを発見して育て「知水」にする仕事がデザインで、仕組みをつくり活用するのがデザインマネジメントだと思います。
私が、知的資産を活用したデザインとデザインマネジメントを標榜するには、弊社の現実を見ていただかなければなりませんね。



ハウスインナー®という解決策

クルーは、48PRODUCT事業部という部門で、「ハウスインナー®」という製品の開発と販売を行っています。これは結果的にプロダクトでの形をとっていますが、大きな事業コンセプトは、目的ごとに最適な「はたらき」を提供するための「空間構成」というソリューションを提供することです。まずは全体写真をご覧ください。6ホイールライフを楽しむソリューション事例です。

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48PRODUCT WEB SITE


技術や加工機械は解決策を創造しない

さあ、この解決策とそれを使えるように現実化したハウスインナー®という製品は、一体どのような背景があって生まれたか?それをお話しします。クルーには金属を加工したり組み立てたりするシーズは持ち合わせていません。だから生産は外注です。勿論工業デザインの会社ですから、素材や技術や製法は詳しい!生産機械のデザインもしていますからね、当然といえば当然です。そんな知財を活要すると設計図面をおこすことはできます。製造業の方々も、顧客からスペックさえ頂ければ、図面を引いて機械を動かし、ものをつくることができると言います。しかし、なかなか自社製品は開発できない、ましてソリューション開発となると・・・

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実は、「知水」が解決策のスペックを決めている

このスペックさえ貰えれば・・・といういかにも何気ない条件のようですが、実はこの「スペックを決めることができる!」知識と経験がもっとも価値のある「知水」なのです。クルーの生い立ちはクルマやバイクのデザイナーが設立した会社で、クルーのスタッフはみんな動くマシンが大好きな者の集まりです。(詳しくはヨンパチブログをご覧ください)だから必然としてクルマやバイクや自転車で遊ぶ人たちの心情から現実の喜びと悩みまでタップリ知っている!言わばホビーライフの達人なのです。達人の「知水」は、毎月第一日曜日の午前中に開催している「さくらモービングクルーズ」でも蓄えられつづけます。

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もっと多くのソリューションを提供したい

この事業は単にホビーライフを創造したくて始めた事業ではありません。例えば東急ハンズさんとの協力によるDIYの事業。例えばマンション地下駐車所スペースの価値再生。例えば展示会でのバーチャルショップ空間。例えばイザというシェルターや介護サービス空間。などなど、無限といえる目的ごとに最適な「はたらき」を生み出す機能空間というソリューションを、意欲的な事業を興したいと考えている企業さんに提供したかったのです。


地下駐車場
マンションの地下駐車場を共有洗車スペース及び工作などのクリエイティブスペースに

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室内遊びのベースに

ショップ什器
ショップ什器に

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ガレージングEXPO出展ブース


「知水」と「知水」の出会いが新たな価値を創造する

そのためにクルーでは通称「レッドブック」というビジネスガイドブックを制作し、ハウスインナーを使ったビジネスをお考えの方々に差し上げています。(興味のある方はお問い合わせください)この中にはさまざまな状況を想定したハウスインナーの活用事例が開示されています。レッドブックを通じて空間創りの「知水」を公開する理由はただ一つ、良い「知水」は他の良い「知水」と交わってこそ、もっと凄みの増す「知水」に成長するからだと信じているからです。


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新田知水ビジネス 3

2017年02月06日 08:00

「知水」とは独自のForceで「知的資産」のこと

実際に「新田」を開墾する「知水」とはどんなものなのでしょうか?先週のイラストから探って行きましょう。
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都市近郊の小規模兼業農家さんへ、自社の機器・設備と共にビジネスモデルを提供し、収益性に優れたアグリビジネスを実現し、近隣マーケットへ販売する一気通貫ビジネス。


農業資材や設備を提供する会社が、どうして販売事業までコンサルテーションし、一気通貫した事業構想ができるのか?おそらく自社シーズを真面目に捉え、「強み」をもとに構想していたら、「我田引水」のビジネス提案しかできなかったと思います。例えアイデアが出たとしても、「これは我が社の事業ドメイン(領域)」から外れているから・・というブレーキがかかったことでしょうね。


この「新田」を開墾する「知水」とは?

この事業所は、生産農家が使う農業用資材から、流通販売に関わる流通梱包資材まで扱っていて、市場や販売現場のビジネス事情を良く知っています。言い方を変えれば、農場からスーパーマーケットの棚までをビジネス領域にしていたのです。それだけなら良くある話しなのですが・・・

本当の秘密は、自社の経営資源の棚卸し方法にあったのです。社員全員が「私が提供できる知恵と技(仮称)」という、知的資産カードを一定のタイミングで更新し、ある部門に集積しておくというシステムがあったのです。

ここからはもう言わずもがなですね。知恵と技を「知的財産の素」として扱い、必要に応じてピックアップし、深め、関連づけていく、クルーはこれをデザインマネジメントの重要な仕事として行っています。
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画像クリックで拡大します

素材と技術だけの自社シーズに加え、あなたの会社に隠れた「知的資産」があるはずです。それを発見して育て「知水」にする仕事がデザインで、仕組みをつくり活用するのがデザインマネジメントだと思います。

つづく




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