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見えないものを見る力

2010年11月29日 08:00

見えないものを見る力
これが2つ目のキーワードです。
日本人は、もともとこの力に長けていたと思います。「侘び」と「寂び」などが、その力が洗練され芸術的に昇華されたカタチだろうと思ってぃます。

今年のグッドデザイン大賞を獲得したダイソンのコアコンピタンス(中核能力)を、従来のように見えるもので捕らえると、流体力学という論理と空気の制御技術となります。それでは中小企業にとって使えるキーワードは浮かび上がってきません。科学が白衣を着た研究者だけのもの捕らえる見方と同じです。

前述したように、ダイソンのコアコンピタンスを、

「“空気の働きを知り尽くし(科学・論理)、空気を自在に操って(技術)、空気から新たなご利益を引き出す(着想力)”だと捕らえるとどうでしょうか?」

何か心に「あっ、これなら自分にも考えられそう!」と思いませんか?このような捕らえ方が見えないもの見る秘訣です。つまり、空気から新たなご利益を引き出す・・・などと、柔らかで、発想する余地を充分に含んだ、平仮名混じりの優しい言葉で捕らえることです。

流体力学は普遍的な論理として学べば誰でも修めることができます。生産技術も工業化社会の普遍化によって、製造設備、技術者、一定の経験を持った労働者がいれば手に入ります。今の中国の躍進がそれにあたります。日本もかつてそうでした。必要なのは、それらを活かす見えないものです。



空気の働きから新たなご利益を引き出す
もしもあなたがダイソンの社員だったら!さあ、次はどんな新商品を開発しますか?
持っている力は、以下の3つです。

1 空気の働きを知り尽くしている科学・論理

2 空気を自在に操って仕事をさせる技術・生産設備

3 空気働きから新たなご利益を引き出す着想力

羽根のない扇風機のバリエーションで、ファンのないヘアドライヤー?リング状の温風器・・・それも面白いですが、空気から新たなご利益を引き出す。これがキーワードですね。僕はダクトがないのに、空気を思うように導く「こと」ができたらいいなぁーとイメージしました。

haiki.gif
例えばガレージで車の排気ガスを屋外導く場合・・・今までは、排気ダクトをマフラーに装着していました。ダクトの配管工事も必要ですし、ダクトにつまずく事もしばしば。それをこのマルチプライヤーの技術を応用したら・・・!?

そんな「こと」を考える力が中小企業の商品開発とデザインの根源だと思います。
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