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赤い海?青い海?

2010年11月18日 08:00

元気な企業になる秘訣
僕は、地方の中小製造業をデザインで応援しています。
この商品は、そんな中小企業にとって、お手本となるいい答えを提示してくれています。もう打つ手はない!と勝手に土俵から降りようとする企業を、「ちょっと待って!まだ独自の土俵があるはずだよ」と、教えてくれました。

ダイソンは、フィルターの要らないサイクロン方式の掃除機がヒットして、一躍有名になりました。

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2009年度グッドデザイン金賞 サイクロン掃除機

日本の総合家電メーカー(これが瓦解しつつある)の、どことも異なる立場を確保しました。どこの誰とも異なる掃除機が、商品市場で新たなポジションを創りました。そのダイソンが、今度は羽根のない扇風機をデザインしたのです。このあたりに、デザインで元気になる企業活動の秘密がありそうです。

ダイソンの凄さとしたたかさ
ダイソンのコアコンピタンス(中核能力)は何でしょうか?
僕は、“空気の流れを自在に操り、空気に新たな仕事をさせる”ことができる企業だと思いました。

つまり掃除機や扇風機を作る家電メーカーとして捕らえないほうがいいのだと思います。掃除機と扇風機という機器だけ見ると、Q・C・Dで上回ろうとする血みどろのレッドオーシャンで戦うことになります。

dyson01-1.jpg
Dyson WEB SITEより引用

「空気を自在にコントロールする会社か・・・」。そう考えると、「さあ!次はどんな商品を作って僕らを驚かしてくれるのか?」と、期待しますよね。
いやいや、そうではなく(笑)。あなたの企業がダイソンになるためには?と、考えて欲しいのです。

あなた自身に置き換えると、なにやら可能性を感じませんか?自分の会社の持っているシーズをデザインで生かす方法に期待が持てる予感が持てて、なにやら心に小波が立てば最高です。

技術の背景にある科学
僕は、掃除機を作る技術、扇風機を作る技術として捕らえるより、もう一段深く、空気を操る科学と論理が大切なのだろうと思います。つまり、技術に結びつける、あるいは挑発する科学のことです。次回はこのあたりを、もっと掘り下げてみたいと思います。



この他にもダイソンのウェブサイトではマルチプライヤーの仕組みや実験の風景等が紹介されています。
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