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「3×4」のルーツ2

2017年01月24日 19:11

クルーがデザインメソッドに拘る理由

さて、クルーがなぜ「3×4」にこれだけ情熱をかけて、拘り、改善を重ね、「みんなのデザイン」を追求するのか?ちょっと横道にそれますがお話をしてみたいと思います。それは私が自動車会社のデザイナーだったころに起因します。何所にでもある日本製造業の姿だと思います。


ジムニー


技術管理部門が企画から製造の手順(事業ではなく開発フローです)を定めます。企画は他社製品を横目で見ながら時間軸でコストをベースに製品開発計画をつくります。設計はエンジニアリングスタンダードを規定し標準化設計に邁進します。生産技術は購買と強く結びつきQCDを追求します。デザインは企画から降りてくる基本仕様をもとに、設計と擦り合わせ、生産技術上やラインの条件に配慮し駄目出しをくらいながら何とかオリジナルのカタチを模索します。


同じ棟で壁を隔てた研究開発部門が良くわからないことをやっています。さらに塀の向こうの別棟で、違う色の制服や背広を着た人が上層で絡みます。たまにお会いする経営層が何か仰います。そんなことでモデルチェンジが繰り返され製品がラインオフしていきます。売れた!売れない・・・一喜一憂します。

振り返ってみていまだに、みんなが理解し相乗りできるデザイン(事業構想)メソッドがあったのか?良く分かりません。だから、小さな企業が良いデザインをして良いビジネスをするためのメソッドを創りたかった!これが動機です。迷いのないデザインをどんどん提案しているM社は何がどう変わったのか?それを支えるメソッドを知りたいと思います。


3代目でものづくりのメソッド「3×4」が完成しました


クルーがご提案した「L・M・P」デザインメソッドが丁度2000年にヒト・モノ・バを開発3要素とする「3×4」商品開発プログラムに生まれ変わります。私が中小企業大学校の登録研修指導員だった頃に、中小企業が使える標準的な開発メソッドを創ろうという機運が芽生えたのです。それは、家具や伝統工芸産業の応援のためのカタチをつくるデザインが終焉を迎え、デザインを商品開発として企業の生産価値を向上させたいと願う社会の要請からでした。それが「3×4」デザインプログラムの原型になって行きます。

初代「3×4」オペレーションマップ
クリックで画像拡大します


汎用性の高い「L・M・P」デザインメソッドをベースとして、そこにマーケティングの専門家、技術士、デザイナー、中小企業診断士の知恵と経験を集結しました。これは2001年に明日香出版社の「<ヒット!>商品開発バイブル」として上梓され、現在では13刷りを重ね今でも多くの企業の商品開発手引書として愛用されています。


hitomonoba.jpg


みんなが使う知的資産を大切に扱うべきだと考え、デザイン会社ではおそらく初だと思いますが、無形資産である「3×4」の商標登録も行いました。製造業と同じように、デザイン会社にも自社商品がある!それは「3×4」なのです。こんな観点からも製造業の商品開発を考えて行きたいと思います。


IMG_0640.jpg

               
つづく
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