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見えない色が見えてくる灯り

2015年03月03日 10:48

「使えまへんなー」
ある高名な漆器作家さんに有機EL使って頂いた時の第一声でした。ショックでした。声もでませんでした。今から考えれば当然のことです。
漆器を鑑賞するあかりはともかく、制作するあかりとしては不合格だったと言うことです。つまり有機ELは面発光で対象物全体に平行光を当てるので、漆塗りの刷毛目がすっ飛んでしまうのでした。

「見えない色が見えてきました」
木目込み人形の日本を代表する家元の感動に満ちた言葉でした。嬉しかったですねー。思わずガッツポーズでした。
漆器制作では有機ELの変発光を行かせなかったのですが、複雑な織柄の生地を識別するあかりとして最適だったのです。これも理屈で考えてみれば当たり前。糸が複雑に交錯する西陣の本物の色が見えた訳です。

kimekomidoll.jpg

有機ELの先端技術そのものは素晴らしいのですが、使う人のご利益に変換することはとても難しいことです。それを現実化するのがデザインなのです。それが出来ないといつまでたっても有機ELは「次世代のあかり」に甘んじるしかないのです。その秘密は今日から始まるライティングフェア2015を見て頂くと「なるほど」と得心する仕掛けになっています。

是非「有機ELといえば山形」ブースにお越し下さい。

lightfbooth.jpg

ライティング・フェア 2015
出展者名:(公財)山形県産業技術振興機構
会場:東京ビッグサイト 西2ホール 「LF2049」
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