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デザイン力

2010年11月15日 08:00

扇風機の歴史
さて、先日の予告どおり、この商品の素晴らしさがどれくらいか?過去の歴史を振り返りながら検証して見ましょう。

・最初は団扇か扇子で風を起こし涼を得ていました。

・次に団扇をぜんまいでパタパタ上下させる自動団扇がありました

・それからご存知、重い鋳物製の足の上に、金属製のファンを金網で覆った今の扇風機の原型が誕生します。

・グッドデザイン賞の黎明期(1958年)に、「デルタ型扇風機」という素晴らしい商品が誕生しました。鋳物の足をパイプにして肯定を減らし、コストを下げつつモダンなデザインに仕上げる。
このデザイン進化のおかげで、企業は一貫した生産ラインを整えることができて、コストも下がり一般の生活者が懐を気にすることなく、涼しい風を得ることができたのです。

デザインを取り入れると、生産工程が簡略化され、コストが下がり、何倍も商品が売れる。魔法のようなことが起きたのです。

以来、さまざまな機能が追加され、50年ほどまったく“羽根が回る”という原理と原型を変えることなく今に至っています。

デザインがやってくれたこと
さあ、もう一度、大賞受賞商品を見て見ましょう。高度で精緻なハイテク商品と美しいデザインは数限りなくありますが、どこの誰とも違う存在がそこにあります。

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丸いリングの中空には、風を起こす羽根がなく、子供が手を入れても、かわいいペットが、猛獣の火の輪くぐりのように、無邪気に通り抜けても、怪我しないばかりか、何も変わらない!ただいつもと変わらない風が吹き続けるだけ・・・。そうなることが、誰の目で見て一目で感じるデザイン!

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「デザインがこの風を作っているんだ!」と思わせる。

そこには機能が優先すべきか?デザインが優先すべきか?などという、そんな稚拙な論議を、黙って無意味にしてしまうモノが存在があるだけです。すごいでしょ!ほめすぎかな(笑)。

次回は中小企業の側から見たこのデザインの意味を話します。
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