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デザインの行方17

2012年08月06日 18:14

3か月ぶりのブログです。5月以来、身の周りで様々のことが進行して忙殺されていました。あまりの速さに変化の中身を頭の中にとどめ置くことが精いっぱいでした(言い訳です 苦笑)。

とりわけグッドデザイン賞の中身が大激変したことは、このブログの問題意識と同根で、思った以上にデザイナー進化が、火急的に求められていると言うことでした。デザイナー進化論(笑)の続きを早くしろ!という声が聞こえてきたような気がします。Gマークについては、いずれお話しできる時がきたらしっかりお伝えします。再度、デザイナー進化メニューを確認します。

デザイナー進化3
私は今年度も昨年度同様、Gマーク審査のユニット9(産業),13(医療)を担当しています。まさにデザイナー進化3にドンピシャなテーマです。

“医療・科学の先端を理解・活用してプロダクトとサービスに具現化するデザイナー”その仕事ぶりを真っ向から受け止め理解し、ユーザーになり得ないばかりか、普段見ることも触ることもないプロダクトを、使う人の立場に立ち、リテラシーを発揮しつつデザイン審査をする部門です

・・・結構きついですよ(笑)。
あくまでもデザイン審査であって、科学や技術審査ではないと念を押しておきます。(工業・機械・発明審査ではない 笑)これからお話しすることは昨年度の審査体験からのお話ですから誤解なきようお願いします。

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エンジニアはデザイナー デザイナーはエンジニア
この部門の商品は家電製品のように美大を卒業した人が、必ずしもデザインを担当してわけではありません。しかし私は、グッドデザイン賞にエントリーしたからには、エンジニアであっても当然、デザイナーの仕事結果として受け止め審査をします。ですから技術的優位性だけを語っていただいても、「へー凄いんだ!」と関心はするものの、それだけを持ってデザインの仕事として受け止めません。勿論、単に美しい造形であるとか、魅力的な色彩であるとかだけを求めないのは言わずもがなです。

科学と技術が生み出した「働き」を、生産現場、医療現場、そしてヒトのご利益として“どのように色、形、システムとして具現化し使えるようにしたか?その発見に意識を集中し審査します。エンジニアにはその部分が希薄です。だからこそ、エンジニアと共に、科学と技術を語り、エンジニアの創造性を引き出し、現場と人に近付けるパートナーとしてのデザイナーの出現を期待したいのです。

baalcon.jpg
クルーはかつて、1㎜の球形半導体の開発に協力し、多いに科学者と開発技術者たちと刺激をし合い、デザインした経験があります。とても感動的な仕事でした。

日本の勝ち残りはここにある
日本の生命線は魅力的な消費財生産を支える、科学と技術に違いありません。アジアにものづくりの主戦場が移ったからこそ、この分野の開発価値を進化させなければならないこと。ここにデザインが必要であること。それを今年もいやと言うほど体験中です。どうしたらそのようなデザイナーを育成することができるか?これは別の機会で考えたいと思います。

つづく
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