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デザインの行方 13

2012年05月02日 08:00

日本のお家芸復活か?
画期的ディスプレイ “消費電力半分”本当ならとっても嬉しいニュースです!
慶応大学の小池康博教授が率いる研究グループが、消費電力をこれまでの半分に抑えながら画質も高めた画期的な液晶ディスプレイの開発に成功したというニュースです。ご存知の方も多いと思います。

「薄型テレビ」は、シャープの“亀山モデル”など、生産工場がブランドになるなど、かつては技術錬磨で勝ち残ってきた「日本のお家芸」と言われたものの、サムスンなど韓国勢を相手に苦戦していました。 アメリカの調査会社、ディスプレイサーチによると 7年前は世界市場の売り上げの半数近くを日本が占めましたが、去年はおよそ30%に落ち込み、国別でも首位を初めて韓国に奪われました。

2011goodtv.jpg

液晶ディスプレイは、「バックライト」から出る光の向きや色を、何重ものフィルムによって調整しながら 映像を映し出す仕組みで、光の半分がフィルムを通過する際、熱になって失われ暗くなることが課題でした。 小池教授は、独自のプラスチックを使って「高性能なバックライト」を開発し、結果、消費電力を半分に抑えつつ、鮮やかに映し出す「特殊なフィルム」を開発し、画質を高めることもできたということです。

頑張れ!日本の技術 行くぞ!大企業のデザイン
テレビのインタビューで小池教授は、「新しいフィルを思いついた時は眠れなかった。海外に行ってしまった利益を、また日本が取り戻してくれれば・・・」と、語った言葉と表情がとっても印象的で、思わず拍手をしました。こうやって日本の研究者と技術屋さんが踏ん張ってくれていてくれるうちに、デザイナーよ!日本の未来を先駆けましょうよ!

最初は大きな企業のデザイン「進化」を考えると言いました。それには、他の部門とやり合い、開発の方向性を先導できる「プロデュース型デザイナー」が必要だと思います。

ズバリ最初の一手は、ノルマ仕事を早めに終えて、自分がやりたいテーマのデザインに時間を割き形にして見せ、周囲を巻き込み、プロジェクト予算を分捕って、デザインパワーを結果で証明して見せることです。

随分ラジカルで乱暴な、現実組織を全く理解していない、単純思考だと思われるでしょうが、外部コンサルタントとして、経営者の判断回避、管理職の逃げ、現場の遠吠え、所属組織維持の原則、そんな日常を嫌と言うほど見せられている者であるからこそ、それしか手はないと思っています。そもそも日本型組織の欠点が「調整」にあるから、「デザイン優先経営」などと言う怪しい経営手法を韓国に発明されてしまったのです。

デザイナーは、一瞬にして煌くようなゴールをイメージし、そこに技術とマーケットの双方を結びつけ、新たなライフスタイルを創作できる能力を持っていると思います。大きな企業に勤めることができた優秀なデザイナーで、7年くらい実践経験があればできるはずです。後、必要なのは、それを事業化に結実する説得力です。プレゼンテーション能力などと小じゃれた言い方もありますが、そんな奇麗な画像とタラレバ数字を入れて、責任のない合意を取り付ける仕事ではなく、商売に現実化する事業シナリオづくりだと思います。

手描きのスケッチから原寸段ボールモデルを起こし新たな市場を創作する。定量的なマーケティング根拠はないけれど、あなたの確信に基づいた「夢」を、時間と費用をかけないで、“一気呵成に一人仕事で見えるようにできる力”が、見本のない成熟市場を拓くデザインの力です。

tv_idea.gif

いい加減なくらいがちょうど良い、と以前のブログで書いたのはそんな理由です。デザイナーは、近代デザインがスタートしたあの頃の、若々しい未熟さを取り戻すべきだと思います。

つづく
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