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石川県のグッドデザイン 1

2010年12月10日 09:00

今度は日本海側を西に移動し、石川県のものづくりをご紹介します。「デザイン開発に熱心な団体です」とご紹介した社団法人石川県鉄工機電協会の会員企業さんの事例で、生産財デザインの現状とあり方を考えてみたいと思います。

緩衝キャスターVトーションスプリングタイプ
シシクSISIKUアドクライス株式会社

10C01017_1.jpg
この商品は2010年度のグッドデザイン賞を受賞しました。写真で見て分かるとおり、本体に直接トーションスプリングを取り付け、その先にタイヤをセットするという、しごく単純明快な構造です。この方式により全方向からの衝撃・振動をやわらげ、さらに、スプリング線径によって衝撃荷重を受ける性能を変えることができるのです。

余計な説明をしなくても、“見た目で機能と性能が直感的に分かる”デザインアプローチで、“キャスターの新たな需要を喚起する”グッドデザインです。具体的に言えば、“ショック吸収機能を目に見えるように表現”したことが、新しいデザインアプローチなのです。
同機能を台座に内蔵したキャスターが乗用車であれば、この商品は足回りが露出したF1のようなデザインです。足回り(線径)の太さと色の違いで“台車の適正加重が直感的に識別できると”・・・現場に何かいいことが起こりそうです。

■問い
このデザインアプローチを参考にし、自社のデザインに活かすには、どうしたらいいか?発想してみましょう。


類似した参考事例としては、「IFFT」で提案されていた川口工器株式会社の、フレームを露出させた座椅子「OSSO」と、通常の“きぐるみ”座椅子の違いですね。

「OSSO」は、フレームを外に出すことで、座椅子の構成部材が持つ機能が“白日の下にさらされ”、そのお陰で、消費者の心に“座椅子の素材と機能を新たな尺度で見直す眼“が育ちました。これは新たな商品分野を創出することになり、企業が大きなマーケットを手に入れたことになります。

工作機械なども使用者側にたって、設計者とデザイナーがとことん話し合い、デザインしたら、新たな解決策が見えると思っていいでしょう。
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