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宗一郎を追い、Gマーク審査を終えて

2011年08月30日 23:51

本田宗一郎さんと技術の軌跡を追い。グッドデザイン最終審査を終え、“この国のものづくり=デザインは一体どこに行くのだろうか?”そんな基本的な答えを探している自分が見えました。

デザインの先端
審査を終えて、一般のお客様でごった返す会場にいたところ、センターステージではディスカッションが行われていました。

Gdexpo.jpg


我が審査委員長の深澤さんは「韓国に負けつつある日本のデザインはどうすべきなのか」という質問を投げられ、「この国は低迷しているようだが決してそうではなく、新しい豊かさのありよう(デザイン)を模索していて、答えを出しつつある云々・・・」

残念ながらその先の答えは私の時間切れで、会場を後にしなければならなくなりました。つまり成熟した生活者が満足する新たな解決策(デザイン)が芽生えているということなのです。
しかしマーケットは世界です。そうであったとしても、その答えをどう正解にするか?これがビジネス上の課題です。

生活の先端
昨夜NHKの視聴者参加討論番組で、原発とどう向き合うのか?専門家と生活者のディスカッションが行われていました。
仕事をしながら聴きでしたから個別の意見はしっかり聞くことはできませんでしたが、全体としての空気感は、「多少不便でも、我慢しても、それが良いとする豊かさのあり方を探さなければならない」というような思考が支配的でした。まさに時代の空気です。

いま、日本の価値観が本当に大きく変わろうとしています。しかしそれはまったく心配していません。同じ価値観を共有する同じ同じ民族だから、いくらどうなってもまとまります。しかし課題は世界の中で暮らす日本です。世界とどう折り合いを付けて我々の考えと世界の考え方と合意するのか?

ビジネスの先端
ビジネスで大成功を収め、言葉と技術を魔法のように使い、事業を通じてビジネス社会と生活に大きなイノベーションを起こしたアップル社のカリスマ経営者であるスティーブ・ジョブズさんが、経営の第一線から退きました。とたんに株価が7%急落しました。日本の企業経営者が辞めても絶対起こらない現象です。

youngjobs.jpg
photo by gizmodojapan

むしろ、日本はそうあってはいけないと言われる組織づくりをしてきました。日本の大躍進は「TSUSANSHO」の規制通り、官民こぞって先進諸国のモデルを効率化することで今に至りました。目指すべきモデルが見えない今だからこそ、この国にもスティーブ・ジョブズさんのような経営者が必要なのかも知れません。

・・・これまでのような、横並びの競争の中で周りを見ながら走り、そこから一歩抜け出すことだけを考えていれば良かった時代は終わりました。
(i Mac発売時のメッセージ一部引用)


イノベーションが僕らの使命
タイのグッドデザイン商品が、デザインエキスポで展示されていました。素晴らしいレベルに成長しました。5~6年ほど前からデザイン振興会が、デザイン振興支援を行ってきました。当時展示された商品群は、お世辞にもいいデザインとは言い難いものでした。

thai_products.jpg
gooddesignサイトより引用

僕も17,8年前に国から派遣されてタイのデザインに指導に行った経験があります。当時のプロダクトはアジアの工芸品か土産物という風情でした。それが品質も含め一級品になっていたのです。最先端技術をベースとした工業製品は人材と高度なインフラがないと、ものづくりは厳しいですが、インテリア用品、家具、生活設備機器などは、デザインの向上で、あっと言う間に進化するものいだと思い知らされたのです。

どの分野で考えても、僕らが今必要としているのは、やっぱりイノベーションなのだ!と再確認しました。
・・・東海道新幹線車中にて

続く
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