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新幹線から考える

2011年08月22日 12:48

「知的資産型開発」はちょっとお休みです。それは、大好きな新幹線を見ていたら、なんとなく新しい題材で書きたくなったからです(笑)

今、山形に向かう「つばさ」に乗り込み大宮を発ったところです。「つなぐ」プロジェクトの仕事です。懐かしい人たちとの再会を乗せて活躍したお盆の新幹線も、早朝のビジネスパーソンを静かに運ぶ、いつもの新幹線の顔を取り戻しつつあります。

E5 Series, Hayabusa
Photo by kimuchi583

向かい側のホームには、JRが誇る最新型新幹線「はやぶさ」が緑色に輝く真新しい車体を休め、隣のホームには新潟へ向かう、見慣れた「とき」が並んでいました。まるで鉄道博物館のようです。僕が高校生で東京オリンピックが開催された昭和39年以来、あらかじめ定められた性能を計画通り無事故で営業運転を継続している“誇らしい日本の工業製品とサービスシステム”です。いつ見ても胸が高鳴ります。

日本ものづくりのチャンピオンは?
世界に誇る高性能の工業製品と、精緻な運行システムを、僕らは当たり前のように利用できている状況が、もしかしたら奇跡なのかもしれません。その奇跡を可能にした、『新幹線をつくった男 島秀雄物語 (Lapita Books)』という、10年ほど前に読んだ本を思い出しました。

Shinkansen
Photo by kenleewrites

新幹線をつくるからと言って、新幹線専用に特別に開発した技術などなかった。蒸気機関車の時代からひたすら高速移動を実現するために、長年積み重ね成熟させてきた技術をシステムとして組み合わせ開発してきただけである

それに対して、彼の国での新幹線事故はもちろん、安全神話を生みだした原発事故などを体験すると、改めて、ものづくりは技術だけでなく、それを開発する人間の“よほどの覚悟と謙虚さを基盤にした使命感”がなければならないとつくづく感じました。興味のある方はぜひこの本をお読みください。いいですよー。

・・・ダ、ダッ、ダイジョウブか!?
この国の新幹線を、我が足のように使いこなせる幸せをしみじみ感じこの文章を書いていたところ、たった今、小山手前で急停車をしました。

「只今、ドアが開いたという信号が入り、点検のため急停車いたしました・・・」

おいおい、大丈夫かね。

han.jpg
「むかし日本に国鉄があった」より引用

・・ここでで 一旦文章中断・・・。

PCを畳み、鞄に入れ、忘れものはないかと、バタバタ列車をおります。
・・・文章再開!結局、小山で臨時停車、後続の新幹線に、そして福島で1時間後の「つばさ」に乗り換え、1時間遅れで山形着予定・・・なんとも、JRさん!今、あなたがチャンピオンだと書きかけていたのに、やってくれるね(苦笑)

多くの優秀な部品を手間暇かけて“擦り合わせ”、完成度を高めるのが得意な国じゃなかったのかなぁー?それに少々コストが高くなっても、責任感にあふれ、高度な感性をもった“優秀な現場技術者が国鉄以来の伝統”だったんじゃなかったのだろうか?
だから僕らは、国際標準より割高な運賃を納得して払ってきた文字色理由はそこにあったんだけど・・・。いやーちょっとこんなことを書く予定ではなかったのですが・・・。

日本のこれからの進路にとって、“単純に技術で生きる モノづくりで発展する”という捉え方をもう一度考えてみたくなりました。

次回続く
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