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モノづくりの魂と商いの魂 シリーズ2-4

2011年07月14日 11:46

鈴仙さんの進化は、ものづくりに新しい価値を生み出した「市場のデザイン」に秘密があります。第一回目で紹介した「クロコのステーショナリーシリーズ」を思い出して下さい。
そうです、高価で希少な爬虫類の皮革で、自分が納得するデザインの鞄やステーショナリーがつくれるシステムです。そのシステムが、優秀なものづくりの価値をさらに倍増させてくれる商いの段取り=事業構想なのです。

良いもの“だけ”をつくっても売れない
今、燕三条地場産センターが主催する商品開発事業に伺う新幹線車中でこの原稿を書いています。相変わらずの猛暑の中、企業さんも頑張って開発に没頭します。今日は開発商品で市場の優位なポジションを取る事業構想をデザインする日です。鈴仙さんの「男の書斎」成功の秘訣は、まさにこの事業構想にあり、とりわけ、お客様自らが、ものづくりに参加していただく「共創」ステージを設定したところに秘密があります。

「AKB48」は最先端マーケティング?
ちょっと話が脇道にそれるかも知れませんが、つい最近話題になった「AKB48」の総選挙が、今マーケッターの話題になっているようです。ファンがCDについている投票券を使って、自分の好きなアイドルを育てる・・・この一連の行為が素晴らしいというのですね。つまり創り手が完成させた商品ではもはや心に届かない。半完成品を使い手自身が手を染めて完成させるところにこれからの商品やサービス開発の可能性が広がる・・・と言っていました。私はこれを「共創=顧客とともにデザインして愛○○を創る」感動コミュニティーづくりのフレームワークで提唱し実践していました。

商いの魂
鈴仙さんはまさに実践者で、それをずっと前からやっていたんですね。それも電子メールと手紙で!

suzusen04.jpg

お客さんが夢に見たクロコダイルの鞄(だったとしましょう)を注文したとします。その具体的完成イメージを、お客さんと爬虫類を扱わせたらトップの鈴木さんが、使うシーンや使い方、機能や仕掛け、などなど、つきない夢を現実化するために、お客と職人が遠隔で、「一点モノの開発会議」をするんです!これだけでも価値がありますね。

完成イメージが決まると・・・多分・・・前金で予算のお金を振り込まれる、そうすると、こんなパーツ取りで、今こんな段取りで取りかかりました。しばらくすると、今、本体はこのような形まで出来あがっていて、これから持ち手の部分が・・・。ここに、ちょっと拘った技を、ここに、こんなふうに加えて、これを見ればプロは唸りますよ・・・。あー!こんな楽しいことを!ここだとか、アレだとか、企業秘密ですから、具体的に伝えられないもどかしさでイライラします!(笑)などなど、折々にメールが届きます。どうですか?もうワクワクしますね。納品後は感激のお手紙をいただくことが多いようです。あなたもしも、この秘密を知りたくなったら、「クロコのステーショナリーシリーズ」の扉を開き、にこやかにお迎えする鈴木さんと、メールのやり取りを楽しみながら、あなただけに逸品をデザインしてみてください。

顧客をファンにする
この一連の行為は、以前ブログで「ファンづくりのフレームワーク」で紹介してあります。教導→共鳴→共創というプロセスで、お客をファンすることが、経営資源の乏しい中小企業が勝ち残る道です。どうかご参考にしてください。
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