2011年02月08日 08:00
ファン創りは「感動コミュニティー」を生む
私は、ファン創りの工程から得られる結果を、「感動コミュニティー」と言っていて、クライアントから受けるデザイン開発と、各地で行われる「感動商品開発」の研修で、具体的な実践手法で、コミュニティー創りの指導をさせていただいています。
結果として自分の身内のように思うファミリーをつくれれば、ファミリーは、あなたのモノづくりに強いシンパシーを感じて、応援してくれるようになるはずです。最強のブランディングだと思いませんか?
しかし、「教導」「共鳴」「共創」情報を仕込むことを、単なる販売促進手法として捉えないでください。または、市場導入計画として、開発工程の最終仕上げにおくのではなく、モノづくりを通じての仕事であると思ってください。
その観点から今、経済産業省とJETROが推進している「感性価値デザイン」は、下記のようにファン創りの本質を見事に表しています。
感性価値とは?
人とモノの間に、“心理的なベルト”がかかることで“発露”する「感性価値」は、機能や価格に依存する従来の「商品価値」を超える新しいモノづくりのビジョンであり、日本の競争力の新たな価値軸。モノにこめられた「物語」が使い手の感性に働きかけ、「経験」や「記憶」が呼び起こされることで、両者に心理的な応答関係が育まれ、それが「共感」や「愛着」につながっていく。このプロセスが生み出す人とモノの新しい関係性が、つくり手と使い手のそれぞれに新しい価値をもたらす。
感性価値デザイン展RESONANCEカタログ(金沢21世紀美術館)より抜粋
どうです?感動しますね。
・・・しかし!デザインの専門家であれば、「あーなるほど!」と理解できるものの、肝心の中小企業経営者は、自身で実践できる具体的開発プログラムがない限り、一歩も前に進まないのです。そんな現場を、私は、毎日、毎日、見ていて必死に応援しています。
そこにある大きな障害とは?
・プロダクト、空間・環境、コミュニケーションの3種のデザインを統合してコントロールすることはもちろん、コストと機能の組みあわせをコントロールする生産部門の価値の共有がなければ、つくり手と使い手に「共振」を創ることができないこと
・現在、「感性価値デザイン」事例の解説段階にとどまっていて、そこから中小企業の組織が一体となって使える具体的実践手法に具現化されていないこと
・「安くなければ売れない!」と、狂信的に思い込んでいる流通と販売にこそ、強烈な“心理的ベルト”を掛けないと、商品のデビューさえ出来ないこと
これらの一助になるフレームワークが、「感動コミュニティーマップ」
どうか、皆さんの実践力で「感性価値」を高めて、良いビジネスを展開してください。
ここで一旦、中小企業のモノづくりで大切な3つの力を完了します。・・・と言っても、なんとなく分かったようで、という気分だと思います。少し時間をいただき、クルーで実践し指導させていただいている手法を、具体的開発事例でご紹介する予定です。
私は、ファン創りの工程から得られる結果を、「感動コミュニティー」と言っていて、クライアントから受けるデザイン開発と、各地で行われる「感動商品開発」の研修で、具体的な実践手法で、コミュニティー創りの指導をさせていただいています。
結果として自分の身内のように思うファミリーをつくれれば、ファミリーは、あなたのモノづくりに強いシンパシーを感じて、応援してくれるようになるはずです。最強のブランディングだと思いませんか?
しかし、「教導」「共鳴」「共創」情報を仕込むことを、単なる販売促進手法として捉えないでください。または、市場導入計画として、開発工程の最終仕上げにおくのではなく、モノづくりを通じての仕事であると思ってください。
その観点から今、経済産業省とJETROが推進している「感性価値デザイン」は、下記のようにファン創りの本質を見事に表しています。
感性価値とは?
人とモノの間に、“心理的なベルト”がかかることで“発露”する「感性価値」は、機能や価格に依存する従来の「商品価値」を超える新しいモノづくりのビジョンであり、日本の競争力の新たな価値軸。モノにこめられた「物語」が使い手の感性に働きかけ、「経験」や「記憶」が呼び起こされることで、両者に心理的な応答関係が育まれ、それが「共感」や「愛着」につながっていく。このプロセスが生み出す人とモノの新しい関係性が、つくり手と使い手のそれぞれに新しい価値をもたらす。
感性価値デザイン展RESONANCEカタログ(金沢21世紀美術館)より抜粋
どうです?感動しますね。
・・・しかし!デザインの専門家であれば、「あーなるほど!」と理解できるものの、肝心の中小企業経営者は、自身で実践できる具体的開発プログラムがない限り、一歩も前に進まないのです。そんな現場を、私は、毎日、毎日、見ていて必死に応援しています。
そこにある大きな障害とは?
・プロダクト、空間・環境、コミュニケーションの3種のデザインを統合してコントロールすることはもちろん、コストと機能の組みあわせをコントロールする生産部門の価値の共有がなければ、つくり手と使い手に「共振」を創ることができないこと
・現在、「感性価値デザイン」事例の解説段階にとどまっていて、そこから中小企業の組織が一体となって使える具体的実践手法に具現化されていないこと
・「安くなければ売れない!」と、狂信的に思い込んでいる流通と販売にこそ、強烈な“心理的ベルト”を掛けないと、商品のデビューさえ出来ないこと
これらの一助になるフレームワークが、「感動コミュニティーマップ」
どうか、皆さんの実践力で「感性価値」を高めて、良いビジネスを展開してください。
ここで一旦、中小企業のモノづくりで大切な3つの力を完了します。・・・と言っても、なんとなく分かったようで、という気分だと思います。少し時間をいただき、クルーで実践し指導させていただいている手法を、具体的開発事例でご紹介する予定です。
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