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一番の「共創」者はあなたです

2014年06月03日 16:33

「共創」マーケティングを支えた仕掛け
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大成功の「共創」マーケティングを支えたのには秘密があります。それは「志」ビジョンを共有するバーチャルな協業体制が機能したからです。それが「TOKYO BAYSIDE GARAGE VILLAGE」という12小間の「村」となって出現したのです。このビレッジ構想に賛同された企業さんは以下の通りです。ガレージライフを構成する“地面から基地そしてエクイップメントからプロダクトまで”オールスターキャストです。

金剛産業株式会社・株式会社グリーンベル・一般財団法人 燕三条地場産業振興センター(株式会社クルー・株式会社渡辺工作所・株式会社フナックス・PLUS SO-i・株式会社白川製作所)有限会社ダイナオ建築・株式会社カントリーベース・ペニージャパン株式会社・J・グリーン株式会社・株式会社セーフティーライフ・株式会社エステック・マックメカニクスツールズ株式会社・株式会社オンザロード(順不同)

GARAGE VILLAGEの住人がお迎えした3日間
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これを大企業が実施しようとしたらどうなるか?想像してみてください。「TO○○タウン」などの大きな予算をかけたビッグプロジェクトも圧巻ですが、どこか空々しく自分の生活とはかけ離れた感を覚えるのは僕だけでしょうか?あくまでもクルマを成り立たせるための壮大なイメージ世界(虚構)ですから仕方ありません。開発資源が乏しい小さな企業が、具体的なガレージライフの解決策を持ち寄り、ハイマインドとハイセンスをよりどころとした実像を描き、手が届く夢のソリューションを提案しました。来場される方は、個別の参加企業など意識しないで、そこにいる街に住人(遊びの達人)に、さまざまなガレージの夢と疑問をぶつけてきます。住人は連携してその夢の実現を支援させて頂いた刺激的な3日間でした。こんなチームを創って展示会に出展を計画するとお効果的です。

街の世話人がビレッジを創る
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金剛産業株式会社大阪ガレージ展示場「大阪ベース」

これを支えるにはプロデューサーの存在が欠かせません。この世界で経験豊富なガレージドアメーカ(金剛産業)のTさんが、“自分のビジネスをちょっと脇においてでも”、ガレージライフが活発になるための世話役を買って出て頂いたのが成功要因です。GARAGE VILLAGEを構成している各社は以前からその人柄に賛同し「共創」してきたベテラン企業さんばかりです。48PRODUCTは新参企業として中入りを許され、企画とデザインをバックアップさせて頂きました。3日間に限った期限付きの「村」も参加企業で協力し合い綺麗に撤収完了。新たなビジネス構想を胸に再開を誓い合いました。中小企業だからこそできる“期限付きの効果的なマーケティング&販売会”だったと思います。ご参考にしてください。

でも、一番の「共創」者はあなた!です。VILLAGEユニフォームの背中に記された...AND YOU!。あなたからの「共創」の誘いを48PRODUCTはお待ちします。

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大盛況だった「共創」の現場

2014年06月02日 16:16

3日間のガレージングEXPOで、『ハウスインナー』がつくるホビーライフの提案をさせて頂きました。結果は大盛況!ガレージビレッジにお越し頂いたみなさまに感謝致します。有り難うございました。

生活こそホビー、ホビーは生活だ
48PRODUCTが提案したハウスインナーのある暮らし。“生活こそホビー、ホビーは生活だ”というビジョンに来場された方々が共鳴し、潜在ニーズが刺激され、質問に止まらず、「こんなこともできないか?」というアイデアを発想する場に変質しました。ガレージビレッジは、まさにホビーをテーマにしたディスカッションの場になりました。ものづくり側からの押しつけではないマーケティングの理想的状況をお客様と共につくることができました。

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左右二つのブースは同じ『ハウスインナー』をOSとしながら、右はクルマ遊びのガレージ提案。左は生活のあるシーンを楽しむホビー提案。

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左右を行ったり来たりして、プレゼンターとして待ち構えるホビーの達人たちと、納得が行くまでディスカッションをして頂きました。それは単に、義務的に説明を受けてくださる心優しい来場者ではなく、同じ土俵に上がった開発者の姿に見えました。ですから必然的に長い滞在時間になります。僕らが数年かけて行ったディスカッションを3日間で再度振り返った様な心地よい疲労感を感じています。今日はとりあえず現場の雰囲気を感じて頂く画像で、活発だったEXPOをご想像ください。

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ハウスインナー』の商品情報は。新たな専用サイトでご覧頂けるように準備中ですから、それまではこのブログと48PRODUCTのガレージライフのブログをご覧ください。

仮説を創って直接顧客とミーティングをする

2014年05月29日 08:00

いよいよ今日からビッグサイトで、ガレージングEXPOのブース設営に入ります。

先日スタッフから、過去のホビーライフ関連のスケッチを見せられました。構想は紆余曲折。『ハウスインナー』に至まで12年の歳月を積み重ねていたのでした。懐かしい企画案がありました。ちゃんと遊んで、実体験を通じ、しっかりつくった!と、自分でも感心してしまいました(笑)

「しっかり遊ぶ!」ということが成功のキーワードで、中小企業だろうが大企業だろうがこの原則は同じです。言い換えれば、しっかりヒトと現場を観察する。最近ではそれをデザインシンキングといっています。『48PRODUCT』のそれは40回を積み重ねた「さくらモーニングクルーズ」でした。そこでは市場調査などという、調べる側と調べられる側と言った垣根が無い、当事者同志が一緒に遊んだ経験が生きています。



とりわけ、好きなクルマと如何に○○するか?という、一人一人異なるテーマを持った「遊びの求道者」の声を聞き出すには、大手企業のリサーチャーに任せっきりの市場調査では本音が聞けないのです。つまり遊びの現場はアイデアと経験を掛け合うジャズセッションのようなものですから、質問ではない、こちらからのアイデア提供が必須です。それによって相手の脳みそが挑発され、こちらが触発される情報が返ってきます。まさにミーティングで、自分の経験を語り、相手の話を聞いて、自分のガレージでやってみる!この繰り返しが楽しくて、結果的にさまざまな「ホビーの達人」が育って行きます。

これは商品企画の原則です。クルーは比較的生産材(機械、部品など産業機器の商品開発とデザインを多く受注していて、開発初期に仮説をバーチャルカタログに仕上げ、顧客と座談会をする。これを「共創」のデザインと呼んでいます。最近、B to Bビジネスを行う金沢の機械メーカーさんが、クライアントと素晴らしい事例をつくって頂きました。これはいずれ社長さんの承認を得た後、報告致します。その「共創」を可能にするビジネスフォームを『C Turn B to B』と名付けました。図版をご覧ください。テーマや開発分野がどうあれ、“仮説を創って直接顧客とミーティングをする”これがニーズの無い時代の最適な市場調査です。

供創 Cターン B to B

ガレージEXPOは、まさに『C Turn B to B』の最前線です。明日一日、クルースタッフはオール『48PRODUCT』メンバーとしてビッグサイトで汗を流します。さあ、どんな出会いが待っているか!?新しいホビー愛好家と、そしてブログの読者とお会いできることを、ワクワクしながら待っています。



朝日新聞×HOME'S presents 朝日住まいづくりフェア2014 2014年5月30日(金)31(土)・6月1日(日)東京ビッグサイト

中小企業が良いビジネスを創る肝は事業構想と知財

2014年05月28日 08:00

大きな夢を描いて多くの賛同者を招待する
「日本にホビー産業を興す!」などと、大それたことを目指していますが、夢は大きければ大きいほど良いと思っています、だって、目指す世界が大きければ自分が活躍できる場が見つかります。それに発展性があればあるほど、他社の参入も期待できて素早く市場が形成できます。“ニッチな市場を創り自分の得意技を発揮するのが生き残りの道”と言われていますが、そうではなく、ビジネスプレーヤーが多く現れる位の市場こそ良い。言い換えれば、多くのビジネスプレーヤーの参加を恐れずに、如何に“自社事業プランの与力”とするかだと思います。

ハウスインナー

明確なビジョンがあれば良い
他社参入を脅威とするか、与力とするかは、ビジネスを成功させるか、失敗に終わらせるか?大きな分かれ道です。成功に導く原則は、みんなが賛同できる“明確なビジョンのビジネスフィールド”を用意して、自らは市場を発展させる「要」のポジションで良い仕事をする。それも身の丈にあっていることが条件です。自分一人で全ての果実を収穫できないのです。そのビジネスフィールドが『ハウスインナー』だったのです。

身の丈のビジネス
クルー『48PRODUCT』が用意したのは,熱いホビー魂(笑)で創った『ハウスインナー』とその使い方。ホビー産業という大きな括りの中で、遊び空間と時間を創出するOSでした。そこに賛同した企業さんが、力を発揮できる余地を沢山用意してお待ちしたつもりです。昨日の達人たちが活躍する話です。

知財でものづくりの事業化を応援
クルー『48PRODUCT』の身の丈にあった仕事はガレージライフですが、基盤は参加した企業が縦横無尽に活躍できるビジネス環境づくりでした。
■その一つは「ものづくり支援」で、商品開発ノウハウの提供。
■もう一つは、開発した成果をプロテクトしつつ、将来へ展開できるように「知的財産権」を重視し、「産業財産権(商標と特許)」の取得でした。
これで参画した企業さんが、心置きなくものづくりに集中できるようしています。これは開発当初から知財のマネージメントに力を貸して頂いている「レガート知財事務所」さんとの「共創」で成り立っています。

もう一方のパートナーは市場創り
しかし、これだけでは事業化に力不足です。ものづくりと同時に「市場づくり」がなされないとビジネスとして成功しません。もう一方の与力は住宅関連産業の方々との「共創」です。住宅産業においても、ガレージという空間が商品強化のために大切であるという考えは一般化しつつあります。しかし、ガレージは「男の隠れ家」などという保守的な捉え方が未だ主流で、土間ライフの発展進化を拒んでいます。私たちは家族が揃って「ホビーライフを楽しむこと」ができる住宅環境に必要なこと!と言って、全国の住宅事業者さんと「共創」活動を展開中です。

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西ホール 小間番号19-19

6月1日は会場のセミナールームで、“日本のホビーライフとホビー産業をつくる”お話をさせて頂きます。会場でお会いしましょう!



朝日新聞×HOME'S presents 朝日住まいづくりフェア2014 2014年5月30日(金)31(土)・6月1日(日)東京ビッグサイト

話の発端は

2014年05月27日 08:00

燕三条地場産センターで技術部門の責任者をつとめている方のこんな一言からでした。

「ハイテクでもない、普通技術で良いビジネスができないものでしょうか」

この地域は、常に技術を磨き、良いデザインの組み合わせで、購買意欲をそそる売れる日用品をつくるのが得意な企業が集積しています。その産地の指導をされるトップの方のお話です。

「ありますよ。それにはハイセンスとハイマインドが必要です」

と答えたことから、“生活そのものをデザインする産業づくり=生活産業創出事業”がスタートしたのです。

そのために「ホビーライフを創ることづくりものづくり」セミナーを開催したことは、前々回のブログに触れられています。そこで集まった方々がホビーライフ研究会を立ち上げ、自らがホビーの達人&ホビープロダクト企画提案者に育って行ったのです。そのうちの2つの達人事例を、ちょっとだけご紹介します。詳しくは、ご自身の目と心を開き会場で感じてください。

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最初は木と段ボールで手作りしたモックアップで検証を重ねた

バイク&キャンプを楽しむホビーライフ
本業はプレス金型をつくる企業のエンジニア。ホビー分野ではバイクキャンプの達人として休日のホビーライフを楽しむ。知的資産の肝は、ズバリ、思い立ったとき、すぐキャンプに出かけられる!ノウハウ。ガレージでも家族と一緒にキャンプライフが楽しめるノウハウ。こんな達人の知恵を誰でも引っぱり出せるアプリケーションに出会えます。

スケールモデルを楽しむホビーライフ
本業は某自動車メーカーから独立しデザイン会社を設立。フルスケールのカーデザインから、ホビーでは、スケールモデルのコレクションライフを楽しむ。知的資産の肝は、異なるスケールのモデルを破綻無くレイアウトするノウハウ。自分がミュージアムの館長になったように楽しむノウハウ。ミニカー収納はいろいろあるけれど、こんな発展系があるのだ!を発見をしてください。

その他、ファミリースキーの達人プレイジムの達人も、満を持して新しいビジネスを模索しているあなたをお待ちしています。

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この動きは現在、九州地域と北海道に飛び火し、南と北のホビーライフデザインが立ち上がろうとしています。なんて言ったって、日本に「ホビーライフ産業」を興そうということですから、10や20のホビーライフと達人が現れてもまだまだ不足!あなたのホビー達人のノウハウを『ハウスインナー』にぶつけてアプロケーションプロダクトをどんどん開発してください。

朝日新聞×HOME'S presents 朝日住まいづくりフェア2014 2014年5月30日(金)31(土)・6月1日(日)東京ビッグサイト